子宮筋腫の新しい治療法について

最近では子宮筋腫の新しい治療方法として、子宮温存を目的とし、筋腫だけを壊死させるという治療方法が注目されています。その1つに子宮動脈塞栓療法というものがあります。子宮動脈塞栓療法はまだ臨床研究段階のため健康保険の適用外となっています。

子宮筋腫の新しい治療法について(つづき)

子宮動脈塞栓療法は子宮動脈に挿入した細い管から血管を詰まらせる物質を注入し、筋腫に養分や酸素を送る血流を遮断して筋腫を壊死させるという治療方法です。

治療には長さ60センチ、直径1.3ミリ程度のカテーテルという細長いチューブがつかわれ、 右足の付け根からカテーテルを挿入し、X線で確認しながら筋腫へ血液を送っている子宮動脈まで進めた上で措置が行われます。治療にかかる時間は30分から1時間程度と短時間ですみます。

メスで切ることはありませんが組織を急激に壊死させるため痛みが強くあり回復に日数がかかり、重い副作用も現れることがあります。

子宮筋腫イメージ

また2000年頃から始められている最新の治療方法に集束超音波治療と呼ばれるものがあります。

収束超音波治療もメスで切らないので痛みがなく日帰りでも治療できる方法です。数百本という超音波ビームを集中させた熱で筋腫を焼灼する治療方法で副作用も少ないといわれています。

2004年にはアメリカの厚生省に認可されており、安全面でも安心といえる治療方法です。 ただこの治療方法は全ての子宮筋腫に効果があるというわけではなく、効果が期待できるケースは非常に限定されてしまい実際に治療が必要な人の5%程度しか適応されないといったデメリットがあります。

日本でも集束超音波治療が行われている病院がありますが、子宮動脈塞栓療法同様保険適用外なので、治療は自費となりどちらも50万円程度の費用がかかってしまいます。

HOME | 子宮筋腫の原因 | 治療方法の選択について | 子宮筋腫の外科手術 | 子宮筋腫の薬物療法 |
子宮筋腫の腹腔鏡下手術 | 子宮筋腫の新しい治療法

 

Copyright 子宮筋腫のすべてがわかる All rights reserved.

privacy